カナダのヤギ農家が生み出した最高品質の靴下「Thermohair Socks」
「サーモヘアソックス」は、アンゴラ山羊農家のThermohair Inc.が開発し、様々な壁を乗り越えて製品化したキッドモヘアの靴下です。
良質な靴下に求める事って何でしょう?
- 暖かい
- 柔らかく肌触りが良い
- 吸汗が良く蒸れない
- 丈夫で長持ち
- 手入れがしやすい
こんな靴下があったら最高ですね。
実は、この条件とモヘヤ繊維の特性は、ほぼ同じ。
アンゴラ山羊を育て良質な原毛を産出していた彼らは、誰よりもモヘア繊維の特性を知っていました。
「モヘヤならそんな靴下が作れる。作りたい!!」そこから始まったのがサーモヘアソックスです。
特別な素材キッドモヘア
モヘヤは、世界の天然繊維生産量の0.05%以下。
その中でも、特別に細く柔らかい【キッドモヘア】は生後1年未満の子ヤギから刈り取った毛。
その希少性と素晴らしい特性から、特に珍重される、とても高価な繊維です。
そんな素材で靴下を作る?
キッドモヘアの量を減らし、他の繊維を沢山混ぜれば安価に作れるかもしれません。
でも、そんな名ばかりのキッドモヘア靴下ではなく、本物の、本当に「キッドモヘアの靴下」と言える最高のソックスにする。
たとえ高価な素材であっても、本当に良い製品の為には惜しまない。
サーモヘアソックスは、そんなこだわりで作られています。
モヘアグレード
モヘアは約50以上のグレードに分けられて取引されています。
最近よく聞く「スーパーキッドモヘア」は、その中で最高級とされるグレード。これは、最高級ブランドのスーツや最高級のアウターニットなどに使われます。
サーモヘアソックスは、「スーパーキッドモヘア」ではありませんが、一般的な2000円台のモヘヤソックスより、グレードの高いキッドモヘアを使用しています。
生産性の低いモヘア繊維
サーモヘアソックスは、靴下専門の工場に生産を依頼しています。
モヘアは、獣毛の中でも最高レベルの強さとなめらかさを併せ持つ素材。美しさ、肌触り、そして丈夫さを兼ね備えた素晴らしい製品になります。
しかし、、、
この特性が、編み機にとっては強敵!!
なめらかだからこそ目が飛びやすく、強い糸だから多少引かれても切れない。。。
結果、モヘア毛糸はゆっくりとしか編めない、工場泣かせの素材。
普通の速度で編むと、編地にムラが生じたり、穴が開いてしまったり、工業用の編み機に糸が入っていく速度があげられません。
ちょっとした加減で不具合が出てしまう事もしょっちゅう。
とても加工が難しく、非常に効率の悪い製品です。
だから大量生産はできません。
手間をかけ、より良い製品を作る為に努力し続けています。
サイズ管理の難しい製品
獣毛などの天然繊維は、環境に合わせ湿気を繊維の中に閉じ込め、放出します。
サーモヘアソックスは、雨の日と晴れた日では重さが変わるくらい吸湿放湿性の高い製品。だからこそ、ずっと履いていても、サラッと気持ちいいのですが、、、
とても加工が難しい。。。
この為、
紡績時や製造時の湿度や気温の違い
職人のちょっとした加減、などで
仕上がりサイズや見た目の大きさが変わってしまう事があります。
これは、モヘアという特別な素材をふんだんに使った宿命。
履いていくうちに自然に足に馴染んできますので、見た目の違いはあまり気になさらないで下さい。
ただし、実際にサイズが違うと判断した場合は、サイズの適用範囲を変更する場合がございます。製品の不具合ではありませんのでご了承くださいませ。
世界で愛される靴下
使い捨て社会と言われた北米で 「 良いものを作りたい 」 という想いから生まれたサーモヘアソックス。
高品質なだけではなく何年も長く使い続けられる。
アンゴラ山羊達は、繁殖し成長しながら、毎年々素晴らしい繊維を与え続けてくれる。
痩せた土地でも育つアンゴラ山羊は
貧しい人々の自立を助け持続可能な社会にも貢献できる。
南アフリカでは、アンゴラ山羊の育成を国策として様々な改革に取り組んでいます。
製品を買いたたくのではなく、フェアトレードで生産者と共に成長し、より良い商品を作っていく。
サステナブルやエコにも繋がるサーモヘアソックス。
でも、何より、この特別な暖かさと品質の高さ、お気に入りを長く使い続けたいと考える世界中の多くの人に愛されています。
今、そしてこれから
当初は、自社農場のアンゴラ山羊から取れるキッドモヘアで、カナダで糸を作っていましたが、、、
生産量の増加とともに、イギリス、その後、南アフリカで加工した糸も併せて使用し、カナダの工場にて靴下を生産してきました。
生産量は増加し続け、2019年、最新の機械を導入した南アフリカの靴下工場でもサーモヘアソックスの生産がはじまりました。
これからもより多くの方にこの素晴らしいソックスをお届けしたいと思っております。