こんにちは!!
サーモヘアソックス店長の横山です。

寝たきりや車椅子、
介護度の高い高齢者。

歩けなかったり、
動けなかったりで
足が常に冷えている。

寝る時に
靴下を履かせているが、
靴下を脱がせると
足がしっとりと湿っていて
冷たくなっている。。。

そんなご経験ありませんか?

「靴下を履かせた方が暖かいだろう」
と思ったのに、
足が冷たいって
どういうことでしょう?

今日は
寝たきりや車椅子の高齢者が
暖かく快適に過ごせるための
靴下選びについてお話しします。

高齢者に履かせる靴下、気を付けたい2つのポイント

 

寝たきりや車椅子の高齢者、
靴下を選ぶ際に
気を付けたいポイントは2つ。

  •  締め付けないスタイル
  •  通気性が良く、肌を刺激しない素材

 

締め付けない、ゆったりとした靴下を選ぶ

 

寝たきりや車椅子の
ご高齢者は、筋肉が落ちて
肌に弾力がなくなってきます。

ふくらはぎのあたりが
ぴったりフィットするような靴下だと
足の血行が悪くなり、
足はますます冷えてしまいます。

ふくらはぎ部分に余裕があり
履き口にゴムが入っていないか、
全体的にゆったりした靴下を
選んでください。

 

通気性が良く、肌を刺激しない素材の靴下を選ぶ

通気性のよい素材を選ぶ

 

布団の中は、熱がこもり易く
蒸れ易い環境。

このため、
通気性が悪い靴下だと
蒸れて、汗が冷えて、
最終的に足は冷えます。

 

汗をよく吸って、
その水分を外に逃すことができる
素材の靴下を選んでください。

 

一般的なコットンの靴下
汗をよく吸ってくれるのですが、
乾くのに時間がかかります。

特に布団の中の環境では
靴下に水分(汗)がこもって、
蒸れて、足を冷やすことになります。

 

ポリエステルや化学繊維の靴下
発熱するような靴下は、
放湿性がいまいちで蒸れます。
逆に、化繊で速乾する靴下は、
保温性に欠けます。

 

ウールや
ヤギなどの動物の毛の靴下は、
汗をよく吸い、蒸れません。

動物の毛は、
繊維の表面のキューティクルが開閉して
汗(水分)を繊維の中に
取り込んだり、吐き出したりして、
快適な湿度を保つように
調整してくれるのです。

だから、
布団の中のような
熱がこもりやすい環境でも
蒸れることなく
心地よい暖かさが続きます。

 

肌を刺激しない素材を選ぶ 

 

ご高齢者は肌が乾燥して敏感です。
介護されている方なら
分かると思いますが、

ご高齢者の肌は、
ちょっとした刺激で
急に痒くなってしまうことがあります。

 

ウールは通気性が良く、
暖かいのですが、
チクチクに反応して
肌がかゆくなってしまう場合があります。

 

肌が敏感な高齢者には、
肌への刺激が少ない
カシミヤやモヘヤがお勧め。

カシミヤやモヘヤ
ウールのように暖かく、
保温性がありながら、
肌を刺激しません。

その理由は繊維のキューティクル!

モヘア繊維とメリノウール繊維の
顕微鏡画像を見てください。

モヘア(左)のキューティクルって
メリノウール(右)に比べると
こんなに薄いんですよ。

 

みなさんがチクチク感を感じるのは、
ウールのキューティクルの先端の
反り返っているところです。

モヘアは、
キューティクルが薄く滑らかだから
肌あたりが柔らか。

また、
キューティクルの先端がとがっていないから、
肌への刺激がとても少ないのです。

 

蒸れない、肌に優しい素材で
締め付けない靴下なら暖か!

 

通気性が良く、肌を刺激しない素材
締め付けないゆったりした靴下なら、
足が冷たくなることなく、
暖かく過ごして頂けます!

靴下選びの参考になさってみてください。