こんにちは!!
サーモヘアソックス店長の横山です。

ご高齢のお母さま、年々寒さに敏感になっていませんか?

女性は50歳を超えた頃から冷えを感じる方が多くなるようです。60代、70代、それ以上のご高齢の方はきっともっと冷えを感じているのではないでしょうか?

高齢の女性が冷えやすい要因の一つは筋肉量の減少

今日は、高齢女性の冷えと筋肉量の関係と、対処法にについてご案内します。

筋肉量が減るとどうなるの?

熱源としての筋肉が減る

女性の体はもともと男性と比べると筋肉量が少ない体。そして男女ともに、高齢になるにつれて体の筋肉量は落ちていきます。

[画像出典元:再春館製薬HP「歩くことが人生を彩る」より転載させていただきました]

筋肉は、力を出したり、走ったり、体を動かすときに働くだけでなく、人の体の熱を作り出しています。

人間の体は生命維持するために、深部体温が37度くらいに保たれています。熱い環境では、汗をかいて熱を放出し、寒い環境では筋肉を無意識にふるわせたり小刻みに動かすことで、熱を作り出し、体温が下がらないようにして、体の深部の体温が37度くらいになるように調節しているのです。

寒いときに熱を作りだしているのは筋肉!

加齢とともに筋肉量が減ってくると、熱の発生量も減ってくるので、年中冷えを感じている高齢女性が多いのです。

血液循環を助ける筋肉が減る

筋肉は、収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのような働きをし、手足の先まで行った血液が心臓に戻ってくるのを助けています。

足先に行った血液は重力にさからって下から上へあがってこなければならないため、特に脚の筋肉は大切です。

高齢になって筋肉量が落ちてくると、血流を助けるポンプ機能も弱くなるので、血行が悪くなるために冷えるのです。

改善法:体を動かす

筋肉量が減らないように体を動かしてください。

散歩したり、掃除したり、家事したり、面倒くさがらずに動くことが大事!

高齢者の場合、今現在できることを今後も続けてやっていくためには、筋肉量を絶対落とさないようにしてくださいね。

対処法:冷やさないよう衣服を工夫

体に痛いところがあって思うように動けない高齢者の方もいらっしゃいますよね?!

動かないと、筋肉が硬くなって、血行が悪くなるので冷えるのです。

筋肉が硬くならないように、首肩周り、腕、膝、ふくらはぎ、足先をとにかく冷やさないこと!

全身の筋肉のうち、60~70%もの筋肉が下半身にあります。

暖かいインナーパンツ、レッグウォーマー、靴下で絶対に冷やさないようにしてくださいね!^^

私事ですが、、、2020年の夏、母親が病気がきっかけで、いきなり「要介護3」寝たきり一歩手前になってしまいました。

自立して立っていられなくなり、歩行器なしでは歩けなくなり、1分間も座っていることもできなくなってしまい、足の筋肉はあっという間に落ちて、棒のようになりました。筋肉が落ちてしまうと体を動かすことが辛くて、体は常に冷えていました。

当時体を温められることは、介助の元での入浴のみ。

こんな時、少しでも体調を上向かせるには自分でできることは何でも自分でやること!

夜はポータブルトイレを使っていましたが、昼間は四つん這いで自力でトイレに行っていました。

リハビリの先生曰く、四つん這いでハイハイすることは、自分の力を振り絞って、すごく運動しているのですって!^^

母親はリハビリの甲斐あって、現在は歩行器を使って外を散歩できるようになりました。少しずつ足の筋肉もついてきました。

動く → 筋肉つく → もっと動ける → もっと筋肉つく

の繰り返し。熱源であり、血液循環を助ける筋肉がついてくると、体の冷えは少しずつ改善されていきます。