粗清草堂 逸見吏佳さんを囲んで

こんにちは。
モヘアソックス大好き
サーモヘア店主、横山です。

 

日本には、
衣料品用の毛を採る羊はいない

 

毛を採って、
毛糸にしても
価格が合わない

 

その毛糸で編んだり
追ったりして製品にするにも
価格が合わない

 

それは
私も以前から知っていたのですが、、、

 

北海道の美深町で羊を育てて
その毛でフェルト作品を作っている
方がいると知りました。

粗清草堂(そせいそうどう)の
逸見吏佳(へんみ りか)さん

先週
大泉学園のcopseさんでの
逸見さんのお話会に行ってきました。

粗清草堂(そせいそうどう) 
逸見吏佳(へんみりか)さんを囲んで

逸見さんが
この世界に入る
きっかけとなったのは、

10数年前に
北海道の羊たちの
現状を知ったとき。

 

羊牧場では
毎年羊の毛が
刈り取られます。

 

しかし、
糸にもできない
お金にもならない
この羊の毛は、当時
ただ捨てられていたんです。

 

「この毛でなにかできないか?」

 

と逸見さんが始めたのが、
羊毛をフェルト化した
ルームシューズづくり。

 

フェルトの
ルームシューズから
始まって、
バッグ、ショール、
今では「羊服」まで
作られるように。

 

なぜ糸に加工せずに
毛をフェルトにするのか?

糸にして、編む、織る、
それは必ず端っこが出て、
無駄になってしまう部分がある。

フェルトなら、
必要な分だけ作れるので、
端っこが出ない。
ゴミが出ないんですって。

 

繊維産業って、

工業製品を作るのと比べて、
環境に負荷をかけている
印象はないのですが、、、

実は
羊から刈った毛は、
羊の体から出た脂が
べったりとくっついた毛で、
それを洗うのには
強い洗剤が必要だったり。

(羊毛もヤギの毛も同じ)

糸や毛・繊維を
「染める」という作業は
水をふんだんに使うんです。

化学染料も環境に負荷をかけます。

 

逸見さんのモノづくり、

 

とにかく環境に
負荷をかけていない。

負荷をかけている場合は、
改善していく姿勢で
取り組んでいるんです。

 

こういうことやっている人がいて、
それを支持している人たちが
たくさんいるんだから、
嬉しくなりますね!

 

ところで、

羊やヤギを飼い育てるって、、、
大変なことなんです。

私は
カナダ製の靴下を
販売しています。

そのカナダの靴下会社の社長、

もともとは、
靴下を作っていたのではなく、
アンゴラヤギを育てて、
その毛「モヘア」を
販売していたんです。

 

毛の価格は
世界のファッショントレンド
の需要に左右され、
生活は不安定。

 

ヤギは生き物。

 

農場の収益がなくても
食べるものが必要だし、
住む場所も
健康管理も必要。

 

手塩にかけて育てている
ヤギたちの毛。

 

ファッションの需要によって、
タダ同然のモノになってしまう
ときがある!

その毛の良さを
一番分かっているのは
自分

その毛がもつ良さを
最大限に引き出した
製品を作って販売していく!

 

って決めて始めたのが
このモヘアソックス

モヘアソックスの始まりと
逸見さんの始まり

共通点がたくさんあるんです。

 

とにかく、
日本でこんなこと
やっている方がいたのは
驚きでした。

大泉学園のcopseで
「羊をめぐる冒険〜北海道美深「粗清草堂」の羊服・羊品」展
12月6日(金)〜14日(土)*会期中無休

copse
東京都練馬区石神井台3-24-39
03-6913-1544